保養キャンプ

●2011年

6月に東日本大震災・原発事故後にボランティアに入った子育て仲間からの現地報告を聞く。「チェルノブイリの子どもたちを練馬に呼ぶ会」から「長い保養でなく短い期間の保養でも支援してくれる人がいるだけで被害にあった人は励まさせる」と聞き、まずは一回目の保養キャンプをしようと話し合い周囲の人に呼びかけた。立ち上げ会議 その後、秩父に下見、山荘の改修、送迎の車の手配、福島からの送りだす団体探し、寄付の募集を実施する。

7月29日から2週間の保養キャンプ実施 ボランティア・寄付(150万円)続々集まる。秩父サマーキャンプ6泊7日×2チーム 8組22名  秩父市役所の全面的な支援と地域の方の応援を受け、埼玉新聞・テレビなどで取り上げられる。

 

●2012年  

飯能大平ウスをお借りして飯能キャンプ開始 春4組 15名 夏8泊9日 7組 20名 枝元なほみさんの料理教室 福島からの保養参加者が料理披露

 

●2013年  

飯能サマーキャンプ(大平ハウス)4泊5日×2チーム 11組31名浜通りと中通チームに分けてのキャンプとなる。

その後も毎年9組〜11組、19名〜38名の親子を受け入れてキャンプを実施。

 

「受入全国協議会」に加入。以後「ほよ~~ん相談会」に毎年参加。 

保養キャンプ実施グループ中野・杉並・世田谷・練馬「4市交流」の合同シンポジウム開催。その後「首都圏保養交流会」として発展。毎年交流会を開催。

 

9月「特定非営利活動法人 福島こども保養プロジェクト・練馬」設立

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●2020年 新型コロナウィルスのため、飯能サマーキャンプの中止を決定。

 

【東京保養】

 ●2011年10月~12月

産後ケアの「東京保養」を実施。

  妊娠8か月で秩父サマーキャンプに参加した人のその後のことが気がかりで、練馬区内の (福)大泉旭出学園のまだ使用していないグループホーム施設を無料で借り、産後ケア保養を実施。産後1ヵ月の母子が滞在。上の子を「ママヘルプ」が保育園「ごたごた荘」への送迎サポート。母子は「つむぎ助産院」が手当。都の助成金を使って無料で手当てをしてくれた。また、秩父保養キャンプに参加した親子がそれぞれ1ヵ月滞在。母子を中心とした保養6組17名

 

 ●2013年

 ・練馬区内で2件のマンションを借りて「保養ハウス」試行

 

  ●2014年1月 

通年利用できる滞在型保養ハウス「さかさい」オープン

避難者とのつながりと講演会

●2014年  小児科医 黒部信一氏と「初期被ばくを追求する会」千葉由美氏講演会    

 

●2015年  「小さき声のカノン」鎌仲ひとみ監督上映会。「震災・原発避難者はいま」福島から東京への地域外避難者の方の講演会

避難者の住宅支援についての陳情署名活動。

 

●2016年  「震災・原発避難者はいまパート2」首都圏に避難している方3名と「ルポ母子避難」著者吉田千亜氏、「避難の協同センター」事務局長瀬戸大作氏講演会

 

●2017年  「ダキシメルオモイ展」と「震災・原発避難者はいまパート3」同時開催。画家の小林憲明氏と母子避難された方2名、「避難の協同センター」の瀬戸大作氏講演会

 

●2018年  「震災・原発避難者はいまパート4」―原発被災者と保養のこれからー 映画「二つの故郷を生きる」中川あゆみ監督上映会と講演会 

福島市から練馬に母子避難した方と「チェルノブイリ子ども被災者支援基金」代表向井雪子氏講演会

 

●2019年  「震災・原発避難者はいまパート5」―10年目の福島を聞くー郡山市から避難し現在神奈川県在住の松本徳子氏・「避難の協同センター」『反貧困ネットワーク』の瀬戸大作氏と「福島のお母さん 聞かせて その声を」著者棚澤明子氏講演会